TOP > 趣味本>米澤穂信

2015年03月25日

満願。全6話の短編小説で、各話の意外な結末に驚き!



本のタイトル:満願
著者:米澤穂信
お奨め度(MAX5):★★★★☆
---------------------------------------------------------------
2014年の年間ランキングで1位をとっているのと、米澤氏の”折れた竜骨”がとにかく面白かったので、読んでみました。満願は6作で、それぞれが別の短編小説。たぶん”折れた竜骨”の期待値が高すぎた+帯のコメントに期待しすぎたために、途中で”うーん”となってしまいました。でもそれはたぶん私の中で、折れた竜骨がそれくらい面白かったからです。

でも「満願」も、面白い!面白い!!各話とも読んでいると、物語に引き込まれ、つい最後まで読んでしまいました。各話とも、最初に見ていた物事が、実際は”あれ??”となり…。各話ともその展開で面白いです。
話は下記の6話。

夜警
警官がある事件で、殉死。表向きは立派な行動であるが、しかしその裏には…。

死人宿
自殺者が良く来る宿。そこで昔の恋人と再会したが、遺書を見つけたから、その持ち主を探してほしいといわれ…

柘榴
美しい姉妹の話。これはある意味、怖かった。こんな娘、いるのか?

万灯
バングラデシュでガス田開発に奮闘する話。その為に人を殺すのだが、これが特に面白かった!外国での生活は日本とは違うし、”あー、こうやっていたのか”と思わず、話にひきこまれました(人殺しは除く)。最後の”あー、これによって裁かれたか!”と、思わず思った。

関守
交通事故が相次ぐ峠についての取材で、近くのドライブインで出会った老女との話。これは途中から、オチが読めちゃったな

満願
学生時代にお世話になった女性が人を殺した。その理由が…。これは、意外だった。

私としては、「万灯」が一番面白かった。でも後味の悪さ、奇妙さで印象的だったのが、「柘榴」。最初の「夜警」も面白かったです。っていうか、夜警で話の展開に驚いたし。

各話とも、面白かったです。全て”あ−”となる、ミステリー。全て違うから、楽しめます。でも途中で、おなか一杯になって、小休憩はしちゃいますが。

posted by ちゃよ at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>米澤穂信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

折れた竜骨。ファンタジーであっても、本格ミステリー。



本のタイトル:折れた竜骨
著者:米澤穂信
お奨め度(MAX5):★★★★★
---------------------------------------------------------------
読書好きの夫のおすすめで読んだ本ですが、とにかく面白かった!!この一言に尽きます!!現在0歳の娘の育児で奮闘中で、自分の時間なんてないし、疲れているため、”読書より睡眠!”って感じなんですが、この本はつい読んじゃいました。それくらい、面白いです!

内容は本格ミステリー。でも、ファンタジー!!騎士とか、魔術とか出てきます。でも、推理の部分は論理的であり、ミステリーですよ!それに文章も読みやすくて、つい本の世界に引き込まれちゃいました。

本の舞台は、ソロン諸島。海に囲まれた港町で、その領主の娘であるアミーナが、主人公。ある日、アミーナの父親に会いたがっているという、騎士:ファルクと、その従者:二コラと会います。そしてファルクは、領主の命を狙っているものがいると告げたのですが、その夜に領主は命を落とします。

実はファルクが追っているのは、”暗黒騎士”という魔術を使う者。今回のアミーナの父を殺したのも、この暗黒騎士の仕業でした。しかもこの暗黒騎士はかなりひどい奴で、別の人に呪いをかけて、服従させるのです。そう、父親も、そのせいで、殺されたのです…。しかも操られている人は、その間の記憶が全く、自覚もないのです。

そこで、アミーナはファルクと二コラと共に、だれが操られていたのか探し始めます。疑うべきは8人。いったいこの中の誰が!?

もう、このラストと犯人(?)には、驚きました。全然予想と違った〜。夫もわからなかったと言っていましたが、もう、意外でした。

ファルクの冷静な観察眼には本当に驚かされる!!論理的に物事を考え、一つ一つ可能性を消していくんですよね〜。なるほど、なるほど〜ってなります。

その上捜索中に、ファルクの命は狙われるわ、閉じ込められていたディーン人は消えるわ、ソロン諸島がディーン人に襲われるわ、もう次から次へといろいろなことが起こって驚きました。ワクワク、ドキドキであっという間に読み終えちゃいました。とにかくオススメです!
posted by ちゃよ at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>米澤穂信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。