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2013年10月18日

春プリズンホテル(4) 。とうとうシリーズ最終作。最後のハチャメチャ旅行へどうぞ!!



本のタイトル:春プリズンホテル[4]
著者:浅田次郎
お奨め度(MAX5):★★★★★

1作目の、♫夏プリズンホテル(1)の感想はコチラ
2作目の、♫秋プリズンホテル(2)の感想はコチラ
3作目の、♫冬プリズンホテル(3)の感想はコチラ
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前作(冬)で、どんでん返しで清子にプロポーズした偏屈屋:木戸孝之介。木戸はシリーズを通じて、どんどん変わっていきます。最初はただの暴力男だったのに、ただの愛情不足で表現ベタなだけだったんだなぁ。その木戸はなんと今作では、清子と無事に結婚しているところから、話がスタートです!!

あらすじ
売れっ子の極道小説家である木戸孝之介が、今回なんと文壇最高の権威”日本文芸大賞”の候補に残った。おまけに木戸の作品は2作で、最有力候補。その知らせを受け、義母の富江に連絡すると、富江も大喜び!!

しかしなんと富江は書置きを残して、木戸の前から姿を忽然と消した。今まで30年間傍にいてくれた富江の深い愛情に気がつき、木戸は必死に富江は探す。しかし見つからない…。

そこで選考結果を待つべく、叔父が経営する”プリズンホテル”へ、木戸は清子と美加と、編集者たちと向かう。しかしやはり、富江は見つからない…。富江はなぜ姿を消した?清子のせいか?それとも、木戸の母のせいか??

今度もまた大曽根一家の団体様と鉢合わせ!更には叔父と同じ組であり、懲役52年をくらっていた小俣、会社が倒産寸前の社長、演劇の練習に訪れた母娘、支配人の不良息子の学校の先生、などなど。一癖も二癖もある客と、巻き起こる大騒動!また天才シェフ服部は、ホテルクラウンの総料理長の元に戻るのか?一体この結末はどうなる??

感想
今作を読んで、木戸は愛されていないと自分は思っていても、実は多くの人に愛されていることがわかります。それにただ、気がつかなかっただけで。。。人の愛情は深い、と思いました。そしてそんな木戸に一番愛情を注いでいたのが富江だっとは…。しかも失踪した理由もわかりますが、なんだか切ないです。

そしてこの作品でシリーズは終わりますが、最後が素敵でした。いろいろなものが、ぱっと鮮やかにおさまって、スッキリ。とても面白いシリーズで、オススメです(´▽`)

DVDもあります↓

posted by ちゃよ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>浅田次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

冬プリズンホテル(3)。自分らしく生きることって、何だろう?



本のタイトル:秋プリズンホテル[3]
著者:浅田次郎
お奨め度(MAX5):★★★★☆

1作目、夏プリズンホテル(1)の感想はコチラ
2作目、秋プリズンホテル(2)の感想はコチラ
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プリズンホテルシリーズは1990年代の作品ですが、面白いので現在ハマっており、ザクザク読んでいます。このシリーズ、オススメです。(出産前の今しか、読書時間が充分にとれなくなるというのもありますが)

1作目、2作目よりも今作品は、テーマが重く、”生死”を考えさせられる話です。でも内容は読んでいて、ハチャメチャでクスクス笑いながら、読めちゃう娯楽作品です。それに今作も、やはり面白いです。

あらすじ
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介のたった1人の身内である叔父は、ヤクザの大親分。その叔父がオーナーとなった奥湯元あじさいホテルは任侠団体専用で、通称”プリズンホテル”。そこへ偏屈:木戸孝之介は、奴隷:清子を伴って、プリズンホテルへ逃避行。

すると、今度もまた大曽根一家の団体様と鉢合わせ!更に、救急病院で死にそうな患者を救い続ける通称”血まみれのマリア”、患者を安楽死させた医者、リストラ寸前の編集者、更には天才登山家と訳ありな少年、等などともご同宿。今夜は何が起こる!?

感想
安楽死を選択した医者の物語が読んでいて、切ない。末期症状で患者を苦しめながら延命するのが、医者の仕事なのか?苦痛を和らげるために、患者が望む安楽死をあたえることがそんなに悪いことなのか?難しいな、と思いました。これはただの”善悪”で言える問題ではないし、医者の仕事ってなんだろう?そんなことを思いました。

また、私の好きではない偏屈屋”木戸孝之介”が、最後にはなんと…!!木戸も知らなかった父と、後妻である富江とのやり取りが後を押したんだろうなぁ。それに彼は可哀想な人で、ただ不器用なだけだったんだ、としみじみ思いました。両親の子供への影響って、大きい。だから、子供にはしっかり愛情を伝えようと思いました。

今回は重いテーマですが、でも娯楽作品で、クスクス楽しめます。服部シェフの人柄もやはり面白いし、番台や中居さん、支配人など、みんなが個性的だからかな。尚、個人的には、頑固な板長が好きです。

プリズンホテルはあと一作!次作も楽しみです(´∀`)

DVDもあります↓

posted by ちゃよ at 16:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>浅田次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋プリズンホテル(2) 。今度は任侠団体と警察団体が一つ屋根の下!これでなにか起きないほうが可笑しい。どうなる!?



本のタイトル:秋プリズンホテル[2]
著者:浅田次郎
お奨め度(MAX5):★★★★★

前作の、♫夏プリズンホテル(1)の感想はコチラ
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夏プリズンホテル(1)がハチャメチャな内容で面白かったので、次作も読んでみました(1994年に発表されており、かなり前の本です)。主人公は相変わらず、私が嫌いな偏屈屋の”木戸孝之介”ですが、前作も最後の方は、まぁ、彼の性格も分かって、前よりはマシになった…かなぁ?

あらすじ
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介のたった1人の身内である叔父は、ヤクザの大親分。その叔父がオーナーとなった奥湯元あじさいホテルは任侠団体専用で、通称”プリズンホテル”。そこへ偏屈:木戸孝之介は、今度は清子ではなく、なんと清子の娘:美加を連れて、プリズンホテルへ。

しかしその夜、トラブルが発生!なんと任侠大曽根一家と、警視庁青山警察署の団体がひとつ屋根の下に!!これで何も起こらないわけがない。一体どうなる!?

更には、元アイドル歌手とその愛人、叔父が密かに匿っている元大御所の歌手、自称大学教授の男、などなど。相変わらず、曰くつきのお客様方が。更には叔父の密かな恋物語もあり(^q^)1泊2日のハチャメチャなジェットコースターの旅行が始まります!!

感想
そうきたか~って感じです。いや~、それにしても極道と警察。普段のイメージと、無礼講の場(宴会)ではえらく変わるものですね(笑)読んでいて、何度もクスクス笑ってしまいました。

またなんといっても冴えない警察官のなべさんが、どんどん読んでいくうちにイメージが変わっていくのが驚いた。なべさんは、本当は手柄を立てれたんだろうなぁ。でも考えすぎてしまって、結局”警察”というものにあわなくて、彼は自分を押し殺していたのだと思う。

でも彼は、そんなことは気にしていなくて、あくまでも自分の考え、”信念”を貫き通した。周りから誤解されても気にせず、突き進んでいたなべさんは、ある意味すごい、と思いました。

また木戸孝之介も、ただの意地悪な偏屈男から、”愛し方を知らない不器用な男”というイメージに変わってきました。でもなぁ…。

また、今作もジェットコースターのような展開で楽しかったです!プリズンホテルは全4作なので、あと2作。次作も楽しみです(´∀`)

DVDもあります↓

posted by ちゃよ at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>浅田次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏プリズンホテル(1)。叔父が経営するホテルは任侠団体専用!?



本のタイトル:夏プリズンホテル[1]
著者:浅田次郎
お奨め度(MAX5):★★★★★
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最近昔の本をよく読んでいる気がします。それに里帰り出産のために実家へ帰省しており、本を読む時間があるので、読みまくっているからかもしれませんが(笑)。ちなみにこちらは、浅田ワールド全開の初期代表作で全4巻です。確か映画化もされており、その文庫本です。

あらすじ
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介のたった1人の身内である叔父は、ヤクザの大親分。その叔父がなんと温泉リゾートホテルのオーナーに!木戸は清子を伴いホテルへ向かうが、そこはなんと任侠団体専用!!

そのため従業員も個性的だし、普通のホテルとひと味もふた味も違う!それに知らずに訪れたお客も個性的で、夫に三行半を突きつけるつもりの妻と夫、心中を考えている一家、更には…。

滅茶苦茶であるが、どこか1本筋を通している。そんなホテルとお客が繰り広げるホテルツアーで、笑えるし、悲しくもあります。

感想
主人公の木戸が、私は嫌い!確かに彼の性格は、環境が作ったのかもしれない。しかし人を虐げることしかできない彼の振る舞いは、やはり嫌悪感を抱くし、清子や富江が不憫でしょうがない。でもそれでも彼女たちは、彼を見放さない。

経済的な理由はあるだろうが、それだけじゃないと思う。不思議でもあるが、それはきっと彼の情緒不安定さを見抜いているからかもしれないな、と思う。

しかし清子に対する仕打ちは、酷い。特に小説のために、彼女を彼と引き合わせたことは…。木戸にとって、最も大切なのは小説なのかもしれない。そしてそんな木戸の前に現れた人は…。

滅茶苦茶なストーリーで、全く先が読めない展開で、楽しめます。今度はどんなお客が来て、どんなストーリーを織り成すのか、楽しみです(^q^)

DVDもあります↓

posted by ちゃよ at 08:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>浅田次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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