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2013年10月25日

オレたち花のバブル組。四面楚歌状態の半沢直樹が、奇想天外な発想で窮地を抜け出す!!



本のタイトル:オレたち花のバブル組
著者:池井戸潤
お奨め度(MAX5):★★★★★

前作である、♫オレたちバブル入行組の感想はコチラ♫
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”半沢直樹”の2作目です。前作の最後で、半沢は東京本邸へ栄転しました。そして今回は、巨額損失を出した”伊勢島ホテル”の再建、金融庁との対決、銀行内の暗躍との戦いです。

実はドラマでこちらの後半(?)くらいは、見てました。でもドラマで知っていても、充分この本も楽しめました。特に本のほうがドラマよりも、”なぜ金融庁への対策”が必要なのか?とか、銀行内のくだらない派閥争いとか、そういうことがわかりましたし、飽きずに楽しめました。

展開がやはりすごいです。四面楚歌の状態でも、なんとか活路を見出す、半沢の前向きさが凄い。理不尽なことを上司や周りに言われても、気にせず、突進する。これは見習いたいけど、難しいです。”強い人”だと、思いました。

”上司にYesを言うのよりも、否定する方が何倍も難しい”
こんなようなことを言っていたのが、印象的でした。確かにその通り。読んでいると、サラリーマンの切なさ、哀愁、そして理不尽なことへの苛立ちなど、共感できる部分が多くあります。だからこそ、本の中だけの世界とはいえ、上司に”倍返し”をする姿は、痛快です♫

あらすじ
巨額損失を出した”伊勢島ホテル”の再建を、半沢は無理やり上司に押し付けられた。しかも金融庁が伊勢島ホテルの件で、東京中央銀行に目を付け、執拗に半沢に迫る。しかも担当は、黒崎という嫌な奴で、半沢は黒崎の攻撃を交わしながら、活路を見出そうとするが。。

更に、伊勢島ホテルが巨額損失を出していたことを隠し、東京中央銀行から融資を受けていたが発覚。しかも調べていくと、前々に担当していた支店も…。どんどん驚愕な事態が発覚していくが、仕事は結果が全て。”金融庁との対決”に負ければ、半沢は責任を取らされる。

その為、なんとか伊勢島ホテル再建への道筋を導こうとするが、その道は険しい。更に、銀行内の見えない敵も加わって…。

感想
今回は半沢の同期入社の”近藤”が活躍します。近藤は会社の上司からの圧力により、精神的に追い込まれ、1年間急病し、エリートコースを外され、今はタミヤ電機という会社へ出向している。しかしここでも、うまくいっていない。

最初はタミヤ電機の理不尽さと、銀行との板挟みで、近藤が”また病気になってしまうのか?”と思ったが、近藤はやはり、半沢の友達だった。芯は強く、不正を見つけたら、とことん進んでいき、同時に病気を克服していった。強いと思いました。

最後の最後で、近藤は…であったが、それは半沢も同じだった。前作で同じことをしたのだから。だから、半沢直樹は、全てが”善”でもないし、完璧な”正義”ではない。やりすぎることもあるし、自分の利益も考える。

でも、だからこそ、私は半沢も近藤にも共感できる。やはり人は暮らすためには、”自分の生活”や”家族”が大事だから。それらよりも、自分の正義だけを貫き通すことは、やはり難しいのだから。

そして最後に半沢に突きつけられた”辞令”。ドラマでは驚いたけど、本のほうが理由は分かりました。でもこれから、どうなっていくんだろう…?

次巻になる”ロスジェネの逆襲”も読んでみようかな。ただ、文庫本でないと、場所とるんだよなぁ。。。悩みどころです(笑)。しかも、もうすぐ出産予定だから、子育て中はなかなか読めないだろうし・・・。でも、やっぱり読みたい!!気になる~Σ(ノ≧ڡ≦)

posted by ちゃよ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>池井戸潤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

オレたちバブル入行組。最悪上司に屈服せずに、自分で活路を見つける半沢直樹は凄い!



本のタイトル:オレたちバブル入行組
著者:池井戸潤
お奨め度(MAX5):★★★★★
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ドラマ「半沢直樹」の原作本です。ドラマ「半沢直樹」は、残り3~4話から見始めました。普段ドラマは見ていませんが、里帰り出産のために実家に戻ったら、両親が見ており、私も一緒に観るように。

ドラマ自体がヒットしていることは知っていましたが、何気なく見ていたら、どうやって”倍返し”するのか楽しみに。それに堺雅人さんの演技が迫力あって、よかったです。”スカット”よりも、私は”ドキドキ”でした。

その影響もあって、珍しくドラマ原作本であるこの本を読んでみました(次巻である、”オレたち花のバブル組”も現在読んでいます)。すると、原作本も面白い!!(特にこちらの本は、大阪編だからドラマで観ていません)。先が読めない展開に、ドキドキします。

またドラマの”半沢直樹”が、原作本に忠実でした。読みながら、つい堺さんを思い浮かべちゃいました。でも上戸彩さんが演じていた花は、ドラマの方がほんわかしていたな。ドラマのその光景が、いつも眉間にしわが寄っている半沢直樹が、笑顔を浮かべたりして、ほわっとした空気があって、良かったなぁ。

あらすじ
大阪西支店融資課長の半沢直樹は、支店長命令で無理に融資の承認をとりつけた会社が倒産。しかも全てを”半沢”一人のせいにするために、支店長が暗躍していることを知り、半沢は激怒。でも状況はどんどん半沢に悪くなる一方で、倒産した会社の資産を”債権回収”しかなく、半沢は奔走する!!やがて倒産した会社が実は…。

感想
最初に”倍返し”にした小木曽次長といい、暗躍していた支店長といい、権力を持つ人の内面がとんでもない、と思いました。”失敗は部下のせい。成功は自分のおかげ”であり、”上司が死ねといえば死ぬのが部下”という考え方は、とても怖い。

でもこれは銀行に限らず、どこにでもあることで、私も働いている時に、何度も経験はしました。失敗すれば怒られるが、”成功すれば上司の成果”ということを。

それに半沢直樹の同期である近藤が上司のせいで、精神的病にかかり出生街道から落ちましたが、実際にもよくあることです。私自身も毎日仕事漬けの日々を送り、一生懸命頑張っていたら、人の2倍も3倍も仕事を押しつけられ、体を壊しました。不眠症の一歩手前まで行ってしまい、部署異動を余儀なくされました。同期も上司に何人か潰され、会社を辞めました。

半沢直樹に書かれている世界は、どこの会社でも起こりうるサラリーマンの”辛い面”。でもその中で半沢みたいに、上司に堂々と反発し(証拠が出るまではおとなしくしていますが)、上司の不正を見つけ、やり込め、更に結果まで出す。すごいです。ドラマよりも、本のほうが私はスカっとしました(笑)。

それにしても、最後の半沢の決断には驚きました。まさか、あぁ、来るとは…。
さて、時間は東京編です!!楽しみです(^-^)/

半沢直樹の続き
 

posted by ちゃよ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>池井戸潤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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