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2013年06月11日

獣王星5。人が生きているのは、きっと星の意志



本のタイトル:獣王星5
著者:樹なつみ
お奨め度(MAX5):★★★★☆

獣王星1巻の感想はコチラ
獣王星2巻の感想はコチラ
獣王星3巻の感想はコチラ
獣王星4巻の感想はコチラ
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あらすじ
エリート家庭で育っていた少年トールはある日学校から帰ると、両親が殺害されていた上に、双子の弟ラーイと共にキマエラという星に落とされます。そこは地獄のような環境で、その中でもトールは必死にラーイと共に生きていましたが、ラーイは命を落とします。そしてトールはオーディンへの復讐を糧にして生きることを誓います。

キマエラには4つのリングがあり、トールはその中でオークル・リングのトップになります。その後ナイト・リングやサン・リング、ブラン・リングのトップを倒し、トールはとうとう”獣王”にまで上り詰めます。そしてキマエラを管理してるユノから迎えが来て、トールはサードとティズと共に乗り込みます。

そこにはトールの宿敵オーディンがいて、トールは信じられない話を聞きます。バルカン星系が人類存続の危機に陥っていること。そしてそんな人類を救うためにユノは1人の人、この世で最も死なない、”ラスト・チャイルド”を創りあげたこと。そしてそれがトールだったことを‐。

もちろんトールは両親の息子ではなく、双子の弟と思っていたラーイも他人です。そしてそんなトールを両親が溺愛し、だから両親もラーイも死んだこと。トールは両親とラーイの復讐の為に、あの地獄のようなキマエラでの生活を生き延びたというのに‥。

又昔、キマエラに移り住んだ人がおり、そのキマエラ人はあの過酷な環境の中で生き延びていたこと。キマエラこそが、唯一”自然出産できる星”であり、だからユノはキマエラを管理していたことを知ります。より強い遺伝子を創りあげる、その為に‐。

第5巻はそんな衝撃的な話の続き、そしてそれを受け入れようとするトールから話が始まります。更に混乱しているトールに、今度は”シグルド・ヘザー”と名乗る人物が現れます。実は彼こそ、キマエラでトールたちが”サード”と呼んでいた人物だったのです。

つまりサードは、ユノから2重スパイとして、そしてトールを補佐すると言う役目を請け負っていた人物だったのです。しかも肌や目の色を変え、更にサードという別人格をインプットしてまで。そう、全てが嘘だったのです。

そんな時、混乱して絶望するトールの前に、ティズが現れます。ティズはトールの話を聞き、そしてトールの心を明るく開いてくれました。ティズはまるで希望のように‥。そしてトールは、ティズと共にキマエラに戻り、子供を創ろう、と決意をします。

しかしここで、とんでもないことが起こります。反逆罪の罪で捕まったギリング総帥という人物が、最後の悪あがきをしたたのです。それはオーディン達が作った”キマエラの自転を加速させる装置”を作動させるというもの!

もしその装置が発動すれば、環境は滅茶苦茶になります。火山の噴火や地震の発生、津波が引き起こされ、人類は全滅します。そう、唯一自然出産できるキマエラが‥。

それを阻止するために、トールは立ち上がります。装置を制御しているのは、キマエラの近くの星にあるヘカテにある研究所。そこにヘザーやオーディンの部下達を引き連れ、トールは乗り込みます。全てはキマエラを救うために。しかしそこには‥。

感想
トールは目の前が一気に崩れたような衝撃を受けますが、ティズは純粋で、その気持をストレートに伝えます。だからトールはティズに救われたんだろうな、と思うし、ティズがほんとうに可愛いです。でもそのティズが‥。

又、ヘザーにはサードという別人格が存在し続けるという葛藤があり、悲しくなりました。特に最後の告白と、決断が‥。

また最初は地獄のような惑星、キマエラに落とされたトールが、復讐心を募らせながら、なんとか生きていく。そんな冒険漫画にワクワクしていたら、話が進むに連れて段々と難しくなって行きました。キマエラが存在する理由、そして人類が直面している大きな問題、それら全ての答えがキマエラにあって、小難しいです。

でも全体としては、予想外の展開にハラハラ・ドキドキして、とても楽しめます。またキマエラの環境が、想像を絶するけど、設定がしっかりしていて、楽しめました。

最後に印象に残ったのは、キマエラで生きていける人は”星に許された存在”という言葉です。私もそう思います。現に最後にキマエラを救ったのは、トール達ではなく‥。これも星の意志なんだろうな。そしてトール達にはキマエラで強く生き続けてほしいなぁ。

ちなみに私は全5巻の漫画を読みましたが、完全版(全3巻)もあります↓


またDVDもあります↓

posted by ちゃよ at 07:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画>樹なつみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

獣王星第4巻。悩むトールの出した結論は‥



本のタイトル:獣王星4
著者:樹なつみ
お奨め度(MAX5):★★★★☆

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あらすじ
エリート家庭で育っていた少年トールはある日学校から帰ると、両親が殺害されていた上に、双子の弟ラーイと共にキマエラという星に落とされます。そこは地獄のような環境で、その中でもトールは必死にラーイと共に生きていましたが、ラーイは命を落とします。そしてトールはオーディンへの復讐を糧にして生きることを誓います。

紆余曲折を得て、トールはオークル・リングのトップまで昇り詰めます。セカンドでありトールにベタぼれのティズ(女)、サードに支えられ、トールは4年間で立派なトップに成長します。そんな折、ナイト・リングがブラン・リングに壊滅され、おまけにサン・リングのトップであるユウキはブラン・リングのトップであるブラン・ロウに殺されます。

しかもブラン・ロウはキマエラに落とされた直後にトールの面倒を見てくれたザギで、おまけにザギはユノとの会談を申し込んでいます。そしてトールに獣王として会談に参加するように、誘います。更に獣王になったら、受けられると思われていた”恩赦”が無効であることを知り、トールは何が本当か分かりません。混乱するトール。

そんな中ザキのセカンドであるカリムに恋をしていたトールは、ザキにリングを追い出されたカリムを反射的に追いかけ、カリムと共にムーサの狭間に落ちます。そこは水も食料もなく、登ろうにもムーサの樹液で滑って登れない上に、ナイフなども固くて突き刺せない。そう、文字通り”絶望”しかありません。

そしてラストで、なんと信頼していたサードが”オッドアイ”と呼ばれ、ユノ(連邦政府)の誰かと通信をしていました。サードは一体何者?スパイ?

気になる4巻は、3巻の続きから始まります。深まる謎の中、サードはやはりユノの誰かと話をし、キマエラの現状を伝えています。やっぱりスパイ?

一方トールとカリムは絶望の中にいます。その上、カリムはトールに対してザギのことで憎んでおり、いきなり闘い始めます。そんな中で偶然、脱出路と水を確保します。そしてカリムの誤解を解き、2人の仲も急接近!!それはなんとトールはカリムに結婚を迫る程です。

そして2人はなんとか脱出し、2人を捜索に出ていたサードとザギと合流し、リングへ向かいます。そして悩みつつもトールが出した結論を、サードに伝えます。ザギの計画に乗り、トールが獣王、セカンドにザギを連れ、ユノと話をすることを‐。トールは、どうしても知りたいのです。キマエラが存続する理由、両親が殺害された理由を。

しかしその直前、カリムが何者かに殺害されます。犯人をザギだと考え、怒ったトールはザギに剣を突きつけ、対決することになり、事実上の”獣王戦”へ。しかしザギを倒したトールに、ザギは”犯人じゃない”と伝えます。‥じゃぁ、カリムを殺したのは誰!?

そんな中、ユノから迎えがやってきます。混乱しているトールに、ティズとサードは同行し、そこへ向かうことに。すると、そこにはなんと憎き敵のオーディンが!そしてオーディンは信じられない話をトールにします。トールの正体、キマエラが存在する理由‥。

感想
カリムの殺害、ザギの提案など、急展開で驚きの連続です。でも何よりもキマエラの存続理由やトールの正体には、驚きました。いやはや、このためにキマエラ存在するのですね。でもいったい何故、環境の厳しいキマエラじゃなければダメなのか?他の星ではダメなのか?

それが全て最終巻で明らかに!(*´艸`*)

ちなみに私は全5巻の漫画を読みましたが、完全版(全3巻)もあります↓

posted by ちゃよ at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画>樹なつみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

獣王星第3巻。キマエラとは?獣王とは一体何だ?



本のタイトル:獣王星3
著者:樹なつみ
お奨め度(MAX5):★★★★☆

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あらすじ
エリート家庭で育っていた少年トールはある日学校から帰ると、両親が殺害されていた上に、双子の弟ラーイと共にキマエラという星に落とされます。そこは地獄のような環境で、その中でもトールは必死にラーイと共に生きていましたが、ラーイは命を落としました。

その事に苦しみましたが、トールはオーディンへの復讐を糧にして生きることに。ティズ(女)と共にオークル・リングに居着いているトールですが、なんとトールはトップにトライすることに(生死をかけて戦うこと。勝者がトップになる)!!

なんとか成功させますが、トールは深手を負います。そしてサードやティズ達の必死の看病により、なんとか息を吹き返しました。そしてトールが気がつくと、キマエラは昼が終わり、181日間続くの極寒な夜が始まっていました。

3巻はそれから4年後。トールもティズもすっかり大人になり、ティズはなんとセカンドの座に(つまりオークル・リング(茶輪)は肌の色と関係なく、白人のトールがトップ、黄色のティズがセカンド)。そしてトールは立派なトップになっていました。

そんな時、夜なのにとんでもない情報が飛び込んできます。なんとナイト・リング(黒輪)がブラン・リング(白輪)に殲滅された、と。

トールがオークル・リングのトップになった同時期に、ブラン・リングのトップになったブラン・ロウ(白狼鬼)。普通戦争は昼に行い、夜は行わない。それなのに無茶を承知で決行したブラン・ロウ。彼とはいったい‥?

そしてトールはサン・リングのトップのユウキと話し合うことに。しかしその場所にブラン・リングの奴らが来て、ブラン・ロウとユウキは1対1のボス戦を繰り広ることに。そしてユウキは‥。

残るリングのトップは、ブラン・ロウとトールの2人に。通常各リングのトップは、”獣王”をかけて戦います。しかしブラン・ロウの正体を知り、トールは唖然。おまけに信じられない話を聞かされます。獣王になれば恩赦が与えられ、キマエラを出て、ヘカテ(別の惑星)で住めると信じていたのに、ブラン・ロウは”ヘカテで凍りづけの獣王を見た”、と。

じゃぁ、獣王はいったい何‥?何のためにキマエラは存在するのか?
「獣王になり、ヘカテに行き、両親とラーイの敵・オーディンに復讐をする」。トールはそのためだけに、この地獄を生きてきたのに、獣王になっても‥。

果たしてトールは、どうするのか?ブラン・ロウの作戦に乗るのか?それとも前からの野望通りに、獣王を狙うのか?

またトールに恋が芽生えます。相手はブラン・リングのセカンドであるカリム。しかしカリムはブラン・ロウを好きだし、おまけにカリムには嫌われています。それにトールにべた惚れのティズもいる。どうなることやら(笑)

そして最後に、信じていたサードが実は‥!?

感想
最初はトールとティズのあまりにも成長した姿に驚きました。また今まではオークル・リング内の揉め事だったのが、今度は他のリングとに広がっていきます。最初に目標をたてた「獣王」にも現実味が出てきます。しかし‥。

この巻では、「キマエラ」と言う星が存在する理由が出てきます。ん!?とも思いますし、複雑さも出てきますが、やはり気になってグイグイ読んじゃいます。3巻からが個人的には転換時期です。オススメです。

ちなみに私は全5巻の漫画を読みましたが、完全版(全3巻)もあります↓

posted by ちゃよ at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画>樹なつみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

獣王星第2巻。地獄の世界でも人の縁に恵まれ、トールは生きている



本のタイトル:獣王星2
著者:樹なつみ
お奨め度(MAX5):★★★★★

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地獄のようなキマエラの生態系には、1巻ほど衝撃を受けませんが、掟や人となりが独特で面白いです。キマエラのことが前よりも分かりますよ。それに先が読めない展開で、どうなるんだろう?と漫画の世界にグイグイ惹きこまれます。

でも読んでいてキマエラの生活はやっぱり過酷で‥。そしてそんな中、トールはまだ子供なのに、ラーイの死を乗り越えようと、強くたくましく生きています。でもやっぱりトールが今生きているのは、地獄に落とされたのは不幸でも、サードやティズ等の人との縁のおかげだな。そう思います。

あらすじ
エリート家庭で育っていた少年トールはある日学校から帰ると、両親が殺害されていた上に、双子の弟ラーイと共にキマエラという星に落とされます。そこは地獄のような環境で、その中でもトールは必死にラーイと共に生きていました。

しかしイザコザからトールはラーイとはぐれます。そして前巻の終わりでは、ザキからラーイの死を伝えられます。ラーイのことを憎んだ時もあったが、本当は愛していて。でもそれをちゃんと伝えられなくて‥。トールは両親を殺害した上に、自分たちを地獄・キマエラに落としたオーディン(バルカン星系の事実上のトップ)への復讐を誓います。

2巻はそれから5ヶ月後から始まります。トールは自分を慕うティズと共にオークル・リングに居着いています。ちなみにティズは女で、キマエラでは女は全人口の1/5だから、貴重品。ティズはトールを守るために、サン・リングフィメールのセカンドの座まで捨てています(各リングにはトップ、セカンド、サードの座がある)。

でもそれをトップであるチェンは許してくれなくて、トールはティズを賭けてチェンと戦うことに。でもその時に、凶暴な植物ベルソナ‐が現れて‥。その後、なんとかチェンに(ティズのことで)許しを貰います。

チェンにべた惚れのサン・リングのトップであるユウキがやってきます。ちなみにチェンはオークル・リングのサードにベタ惚れ。だからトラブルも。そしてそうこうしているうちに、なんとトールは、オークル・リングのトップと死をかけて戦うことに!!まだ子供であるトールには、どう見ても無謀な闘いであるが‥。果たしてどうなるか!?

最後の最後までハラハラ・ドキドキで楽しめます。ちなみに個人的には1〜2巻までが好きだなぁ。3巻からはちょっと残念な展開に。もちろん面白いですけどね。

ちなみに私は全5巻の漫画を読みましたが、完全版(全3巻)もあります↓

posted by ちゃよ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画>樹なつみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月31日

獣王星第1巻。エリート階級の子供がいきなり地獄に落とされる‥



本のタイトル:獣王星1
著者:樹なつみ
お奨め度(MAX5):★★★★★
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この漫画は結構前に発売されたものですが、もう面白いの一言です!!地球とは全く違う環境で、信じられないような生態系の星で、人の考え方も習慣も特殊。でも設定がしっかりしており、読んでいて、漫画の世界に惹きこまれていきます。

あらすじ
舞台は地球ではなく、地球から150光年彼方の「バルカン星系」。バルカン星系は、恒星バルカンとそれを巡る10の惑星と2つのコロニーから成り立つ。

そして主人公、トールが住んでいたのは最も上流階級が住むコロニー「ユノ」で、その中でもエリート家庭。トールには双子の弟、ラーイがいた。ラーイはトールとは姿形はそっくりでも中身は逆で、頭もよく、おとなしく、女の子に人気者。

しかしある日帰宅すると、父親と母親が殺されており、2人も襲われる。そして今まで存在も知らなかった死刑星「キマエラ」に落とされる。そこはまさに地獄だった。

キマエラは生きていくのに厳しい環境。自転周期が遅く、1日が2年。昼が181日、夜が181日続く。昼は30〜50℃の猛暑。夜は-40℃の極寒。動植物の生態系も壮絶で、キマエラの植物の殆どは肉食で‥。

そんな環境にいきなり落とされたトールとラーイ。そんな2人は、同じく外から落とされたザギと出会う。そしてザギが庇護者となり、トールに植物の生態や、キマエラには4つのテリトリーがあることと、4つの「輪」があること教える。

やがて2人は「ブラン・リング(白輪)」を目指し、ザギを置いて、旅立つことに。でも食料も水もなく、それは当然人から奪うしかない。人を殺しても正当化される、そんな地獄で、トールは懸命にラーイの分まで奪っていく。しかしラーイは文句ばかりを言っていて‥。

やがてオークル・リング(茶輪)から、2人は強奪していたことで襲われる。そこでトールは怪我をし、そしてラーイは‥。トールの心の声がもう、本当に切なくて。2巻も驚きです。

ちなみに私は全5巻の漫画を読みましたが、完全版(全3巻)もあります↓

posted by ちゃよ at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画>樹なつみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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