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2013年05月28日

10年後に差が出る! 富を作るために「お金」と「経済」を学びなさい。金融や経済の初心者にオススメ



本のタイトル:10年後に差が出る! 富を作るために「お金」と「経済」を学びなさい
著者:菅下清廣(国際金融コンサルタント、経済評論家、スガシタパートナーズ社長、立命館アジア太平洋大学学長特別顧問)
お奨め度(MAX5):★★★★★
お奨めする人:経済や金融の知識を持ちたいな、という初心者
本を読んでみよう♪と思った動機:勉強しようと思ったから
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久々の知識系の話です。夫の影響で様々な種類の本を読み始めましたが、金融関係は実は初めてです。でもこの本は入門書で金融や経済の基礎が話されており、私のような初心者にもわかりやく解説されています。オススメです。

特に20〜30代の若い人にお金で後悔せずに、最高の人生に帰る方法が述べられています。特に印象的だったのが、未来をより良いものにするために必要な武器は、”お金”と”経済”の知識という言葉です。これから会社が倒産しても、未曾有の危機が起こっても、この武器さえあればいざというときになんでもできると言います。

武器を持つメリット
@お金持ちになるチャンスや確率が増える
Aバカな儲け話にだまされない
B良いパートナーを選べるようになる

日本に産まれたことを私は有難いと思っていなかったのですが、菅下さんは”恵まれた環境”だと言います。教育水準も高く、治安もよく、街が清潔に保たれているし、平等に保たれているからです。試しに外国へ旅行すると、それを実感するそうです。そしてそんな恵まれた環境にいるので、豊かに生きようと言うメッセージを感じます。

また、経済では未来を予測することが大切ですが、現在起こっていることは、必ず過去にも起きています。だから経済や金融には歴史の勉強が欠かせません。また、経済や金融はとっつきにくいイメージがありますが、身近な生活に結びつけて考えると分かりやすいです。例えばデフレなら、物価が下落→住宅価格が下落→マンションを買うチャンス。など。

ここで世界経済を読み解くキーワードは7つあります
@為替
A物価(デフレとインフレ)
B金利
C株価
DGDP
EBRICKs
F商品(コモディティ)


@為替
為替は需要と供給の関係で成り立っています。円高は輸入業者、円安は輸出業者にとって、それぞれメリットがあります。ちなみにトヨタは1円円安になるだけで、300億円も増益します。
では、円高と円安、どちらがいいのか?

私は食料を購入する際などは、円高のほうが安くて良いと思っていましたが、実際は違います。菅下さん曰く、1ドル=100円の円安が理想なのです。それは日本はモノづくりの国家だからです。日本は他国から輸入したモノを加工し、販売することで稼がなかれば、天然資源や食料を輸入できません。つまり製造業が日本の生命線なのです。だからです。

ちなみに円安だと、輸入が大変になりますが、日本が輸入しているものは大半が資源や素材で、これは”国際商品市場”で値段が付いています。これは為替だけでは値段が決まらないので、あしからず。

A物価
デフレとは、供給過多、需要過小の状態のこと。進行すると、給料が下がり、失業率も増えます。反対にインフレとは、供給過小、需要過多の状態のこと。モノの値段が上がり、給料が増えます。景気コントロールは日本銀行が行なっていますが、経済にとっては物価上昇率2〜4%が程度なインフレです。

B金利
金利には「預金金利」「政策金利(短期金利)」「長期金利」がありますが、金利も需給関係で決まります。デフレが終わるときには、金利もあがります。尚、日銀は政策金利と公開市場操作(マネーサプライ、つまり通貨供給量の調整)によって、金利をコントロールしています。

国の実体経済を表すのは長期金利で、この指標は10年物の長期国債の利回りです。そして金利の目安は2〜4%が理想です(長期金利も、物価上昇率も、経済成長率も、全て2〜4%が理想)。
1%未満は「超デフレ」、2%未満は「デフレ」、2〜4%は「適度なインフレ」、4〜6%は「インフレ」、6%以上は「高インフレ」、10%以上は「超インフレ」。

ちなみに、長期金利が7%を上回ると、その国は借金を返せなくなるリスクが高まります。だから、スペインやイタリアの国債が7%に近づくとユーロは大騒ぎをするのです。

C株価
世界各国の株価にはそれぞれ代表的な指数があり、日本の代表的な株価指数は「日経平均株価」です。これは東京証券取引第一部上場企業の中から、代表的な企業225社を選び出し、株価の平均値を表したもので、日本経済のバロメーターと言えます。

またニューヨークダウ、上海総合をチェックすると、世界経済の流れがつかめます。世界経済は日本経済に影響を与えますので、こちらも知ることが大切です。また株価は長期的に見ると「企業の業績」を反映するが、短期的に影響をあたえるのは「市場の心理」です。

DGDP
GDPは「国内で新たに生産されたモノやサービスの合計金額」のことで、GDPには「名目GDP」と「実質GDP」の2種類があります。

そしてここ20年間、日本のGDPは横ばいで、経済成長していません。ちなみにアメリカのGDPは、1991年が約6兆ドル、2011年が約15兆ドルで、ここ20年間で約2.5倍です。

EBRICKs
ブラジル、ロシア、インド、中国のことをBRICKsといい、これから成長が予測される4カ国です。BRICKsは人口の増加や豊富な天然資源がある国。またBRICKsに続いて成長する国として、インドネシア、韓国、トルコ、メキシコを挙げる人も。

逆にこれから衰退していく典型的な国が、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインのPIGSで、欧州経済危機の当事国です。PIGSの衰退原因は、借金をしすぎたことです。ここで国の債務には2種類あります。1つは国内、国民から借りる借金で、もう1つは外国から借りる借金。国家破綻する国は外国からの借金しており、PIGSもそうです。

ちなみに日本の借金は1000兆円を超えていますが、9割以上は国内で調達しているので、破綻する可能性は低いです。

F商品(コモディティ)
商品先物取引所で取引されている「エネルギー」「貴金属」「穀物」「非鉄金属」などを、商品(コモディティ)といいます。先物取引とは価格変動のリスクを避けるためにありますが、今後20〜30年はBRICKsが経済成長をすると予測できるので、これらの値段は上昇せざるを得ないかもしれません。

そして最後に菅下流の勉強法と、人生で得た投資の教訓です。
Step1)広く、そして浅く情報を読む
 情報の良し悪しを分別できるように、多くの情報に触れるのです。
Step2)深く掘り下げる 
 役立つと思う情報や興味を持ったジャンルについて深く掘り下げます。
Step3)現実を情報の乖離を知る
 実際の投資を実践し、現実との乖離を知ります。
Step4)人間心理を極める
 現実と情報の乖離を知るために、大切なのがこの人間心理だからです。

経済って、当たり前だけど、私たちの実際社会に大きく影響します。私も以前、銀行に預金しても増えないので、FXが良いらしいという情報を得て、実践しました。しかしリーマン・ショックでさんざんな目にあい、苦い思い出となりました。今となっては、知識もなく安易に手を出したのが敗因だと分かりますが、それからは怖くて手を出していません。

しかし経済や金融の知識はやはり必要です。菅下さんが言うように、まずは幅広く情報を得て、それから自分に合う方法を考えていこうと思います。この本を読むと、経済が身近に感じますよ。

尚、この本は2013年2月21日に第1刷発行ですが、2013〜2014年にはデフレを脱却すると菅下さんは予測しています。予想通りで、驚きです。
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