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2013年04月26日

書店ガール2  最強のふたり。小説ですが働く女性に、読んでもらいたい本



本のタイトル:書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
著者:碧野圭
お奨め度:★★★★☆
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前作の書店ガールが面白かったので、続編のこの本を読んでみました。前作もですが、この本は書店が舞台です。子供の頃から本を読むのが好きで、本屋にはよく通っている私としては、書店員の仕事というものが知れて、面白いです。

また主人公は前作と同じで、42歳独身で昔ながらの書店員の仕事が好きな理子と、29歳今時の書店員亜紀の2人です。

前作において、最初はいがみあっていた2人ですが、最後はお互いを認めました。また今回の舞台となる書店は前作とは違い、最近オープンした系列の大型書店で、理子はそこの店長。そして亜紀は中堅社員(あの亜紀がぁ!)。

前は小さい書店だったし、働く環境も悪かったけど、今回は大型で部下は優秀です。理子は店長業務だけに集中できるという働きやすい環境。その新しい環境に慣れないながらも、懸命に働き、そのおかげでオープンから半年で、お店は軌道にのってきました。

そんな時あるパーティーで、亜紀が突然倒れます。理由は何と‥妊娠!女性ながら誰もが経験するかもしれないことです。せっかく仕事が面白くなってきたのに…と、亜紀はぼやきます。

おまけに出産後も働くつもりでいたのに、亜紀の夫である伸光は亜紀に働くことを望んでいません。専業主婦になって、子育をしてほしいのです(伸光は高給とり)。そのことをキッカケに亜紀夫婦は気まづくなります。

そして子育てと仕事の両立を考えるようになり、亜紀はいろんな人に聞く様になっていきますが、頑固者なのでなかなか(笑)そしてそんな大変な頃に伸光にとんでもないことが発生!!そしてそれをキッカケに伸光自身も仕事を考えるようになり…。

尚、亜紀は妊婦だというのに、無理ばかりするので、周りや理子はハラハラドキドキです。特に理子はすごいなぁ、と思います。理子は独身ですが、結婚や母親になる願望が無いわけではないのです。

しかし自分の複雑な気持ちを隠し、亜紀の妊娠を喜び、仕事のシフトを考慮し、子供の亜紀にアドバイスしたり‥。大人だな、と本当に感心します。

そしてそんな理子に今回、恋心を抱く相手が出現。お相手は理子の部下で副店長の田代。田代は理子をとにかく店長として顔をたて、仕事面でもしっかり補佐していきます。

そんな田代のおかげで、理子は中途入社でいきなり店長という、他の社員にとっては疎ましくなっても可笑しくない環境だったのに、部下とスムーズな間柄になったのです。

しかし問題が。田代は現在単身赴任で、妻子が。田代の人柄に理子も惹かれて行きますが、どうなるやら‥?

そんな日々の中、理子と亜紀はある”企画”に挑戦することになります。なんとそれは、自分の書店だけではなく、他の書店も巻き込んでいく企画。しかしどうしても自分の部下の同意だけではなく、社の同意も得られない。その他にも難問がたくさん!!さぁ、どうする、理子!!

今回の話は、私が現在妊婦ということもあり、亜紀の状況を身近に感じました。しかし亜紀は急な妊娠に戸惑っていますが、私は逆で妊娠したくてもなかなか妊娠できなくて、医療の力でようやく妊娠できた人。だから正直、亜紀が子供に感じたり、腹を何度も立てました。

確かに赤ちゃんよりも自分を優先したいこともあります。だって、自分の人生だから。でも母親になるということは、ある程度自分を犠牲にするものだと、私は思っています。だから、”あー、もうこのお子ちゃまは!”って何度も思っちゃいました(笑)

でもきっと、急に妊娠が分かった人は、こうなんだろうな。特に仕事をしていれば、当たり前の悩みなんだろうなぁ。とも思います。

個人的には前作の方が好きですが、今作も書店を取り巻く環境がわかりますし、読んでいて楽しいです。本が好きな人、そして特に働いている女性にオススメです。

posted by ちゃよ at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>碧野圭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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