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2013年12月15日

ノルウェイの森。人は1人でなく、人と繋がっている



本のタイトル:ノルウェイの森
著者:村上春樹
お奨め度(MAX5):★★★★☆
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最近は子育てで忙しく、全く本を読めていませんが、せっかくなので以前読んだ本の感想を書いていこうと思います。…ということで、最初は村上春樹の代表作:ノルウェイ森。この本は賛否両論ですが、私は結構好きで、2回も読み直しました。

あらすじ
大学生の頃、僕は直子と再会した。直子は高校時代の親友・ツヅキの恋人で、直子の様子はすっかり変わっていた。やがて僕は直子に恋をするが、ある日直子は突然、僕の前から姿を消して…。

感想
僕の誰とでも寝てしまうところはどうかと思いますが、僕は直子を愛していて、彼のもどかしさや切なさがダイレクトに伝わってきました。また直子はツヅキが生きていれば、全然違ったと思う。事故ならまだしも自殺なのに、ツヅキを恨んだ言葉がでないことに、直子の深い愛情を感じました。

また読んでいて印象深いのは、緑の存在。緑は言動も言葉もハチャメチャに思えるけど、物事の本質を付いていると思う。

印象的なのは、病院でもりもり食べている緑が、”看護は体力勝負。食べられるうちに食べなくちゃ”、のような内容の言葉。確かにそのとおり。でも周りは上辺だけを見ているから、”よく食べれるな”と思ってしまう。たびたび、緑の言葉にハッとさせられました。

僕の周りで自殺者が多いのはどうかとは思いますが、読んでいると、この不思議な世界に引き込まれます。おすすめです。

DVDもあります↓。ただ個人的には映画よりも、やはり小説のほうが好きです。僕の苦しみや悲しみがダイレクトに伝わってきますので。。

posted by ちゃよ at 15:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月16日

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年。異次元に迷い込むが、どこか共感できる気もするが‥



本のタイトル:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上春樹
お奨め度:★★★☆☆
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実は村上春樹の本を読むのは、3冊目です。1冊はノルウェーの森(切ないけど、面白かった)と、もう1冊は実は途中で読むのをやめちゃいました。あまりにも表現が難しくて、何がなんだかわからなくなって。ちなみに夫に聞くと、ノルウェーの森は村上春樹の本の中では異質で読みやすいが、他は理解が難しいと。

‥で、この「色彩を持たないー」は、比較的わかりやすい、と聞いて、読んでみました。読んでいる途中は、なんだかぼんやりとしました。話は現実的にあることで、誰でもあること。でもなぜか異次元な世界に感じました。これが村上ワールドなのかも(笑)

それで読んだ感想としては‥なんだか、うーん、って感じです。村上春樹もこの本もすごく人気があるし、狂信的な村上ファンはいますが、やっぱり私にはよく分からない。私はそんなに村上春樹の作品が好きじゃないみたい。

まぁ、元々村上春樹は好き嫌いが別れる、と言いますからね(アマゾンのレビュー評価を見たら、1 or 5が多かった)。でも「1Q84」やら、他の本も家にはあるので、ゆくゆくは読んでみようとは思います(夫は読みます)。

あらすじ
主人公は、田崎つくる。つくるは20歳の大学2年生の時、半年以上も死を考えていた。というか、死に取り憑かれていた。死んでいても可笑しくない状況だった。でもそこから這い上がった。そしてそんな状況となった原因としては、高校生の時の仲良し5人組の他のメンバーから、絶縁されたことが挙げられる。

つくるには、高校生の時に、親友が4人いた。親友4人は、名前に色が含まれており、当然のように色で呼びあっていた(つくるだけは、名前の「つくる」)
アカ(男)‥頭脳明晰で、負けず嫌い
アオ(男)‥ラグビー部のフォワードで、運動が得意なスポーツマン
シロ(女)‥おとなしい美人。ピアノが上手
クロ(女)‥独特にユーモアを持ち合わせていて、皮肉屋

5人はボランティア活動で仲良くなった。4人は地元名古屋に進学し、つくるだけは東京の大学へ進学した。そして高校時代だけではなく、卒業してからも5人で仲良く集まった。5人は5人がいてこそ、完全に感じられ、とても仲が良かった。

しかし大学2年生の夏に、つくるは4人から絶縁された。それは突然で、原因が全くわからなかった。ショックであったが、どうしようもなかった。そしてそれがキッカケで、つくるは死に取り憑かれた。容姿も変貌した。そしてそれから灰田という友人はできたが、彼以外に友達はつくらなかった。

4人とはそれ以来連絡もとらず、絶縁された原因もわからずじまい。そして自分を保つため、それを心の奥に深くしまいこみ、16年の月日が流れた。

つくるは大学を卒業し、駅を作る仕事をしていた。子供の頃から駅で、電車を見るのが好きだったからだ。そして恋人である沙羅に、ふとしたことで、誰にも話したことがない4人の話をした。

そして沙羅から、4人に会うべきだと言われる。驚くことに、沙羅は4人の名前や出身学校などの手がかりから、現在4人がどこにいるのかを突き止めてきた!

それを手渡され、つくるは戸惑う。16年ぶりに旧友に会う心の準備ができていなかったし、それにシロは既にこの世にいないことをその時に初めて知ったからだ。いったい何があったのか?

迷いつつもつくるは、アオ、アカ、そしてクロに会う。そこで何故、自分が切り捨てられたのか?その頃に何が起こったのか?を知っていく。悲しい想いと一緒にー

本を読んでいくにつれて、わかったことがある。つくるは、自分には取り柄がなく、どうして5人組の仲間の一員になれたのかを不思議に思っていた。自己評価が低かったのだ。

しかし他のメンバーからすれば、つくるはハンサムだし、5人組みには必要不可欠な存在だった。いうならば、みんなの接着剤だったのだ。事実20歳の夏以降、徐々に4人はバラバラになり、16年後には連絡さえほとんどとっていなかった。

そんな気が付かなかった自分の価値に、つくるは気がついていくのが、なるほど〜。と思った。人は自分の価値を過小評価してしまう生き物だから。それで誰からも必要とされない、と思い、絶望してしまうこともある。でも本当は必要とされているのに‥。

そんなことを思いました。また作中に出てくる、駅や色、いろんなことに、何か意味があるのだと思いますが、私にはわかりませんでした。きっと気が付かない深い、何かが。

ちなみに私は途中から、物語に惹きこまれて、一気に読んじゃいました。そして読み終わった後は、ぼんやり。不思議な世界に迷い込んで、でもなんだか分かるような、共感できるような、でもよく分からないような、って感じです。興味のある方は読んでみて下さい。

posted by ちゃよ at 12:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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