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2018年03月04日

ちょっと今から仕事やめてくる。仕事で悩んでいる人にオススメ!

娘が昼寝中に読み始めたんだけど、あっという間に読んじゃいました。夫がウツになって、大変だったから、すごく納得できる本です。仕事で悩んでいる人に、是非読んでほしい。ちなみに小説で、第21回電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」受賞作とのこと。

「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじ


大学卒業後に入社して半年の青山は、毎日仕事が激務な上に、クソ上司に怒られてばかりで、辛い毎日を送っていた。ある日、突発的に駅のホームに飛び込みそうになる。それをヤマモトと名乗る男が助けてくれ、しかも”同級生”と言われ、強引に飲みにつれて行かれる。

しかし青山は、全く彼の顔を覚えていない。戸惑いつつも、そのヤマモトの天真爛漫な性格や、彼の話術に楽しくなって、帰りに電話番号を交換する。

その後も、ヤマモトとはまるで付き合いたての恋人のように会い続ける。そのおかげで、青山の心境も少し良くなる。しかし、ヤマモトは、実は同級生ではなかった!本当の同級生の山本は、海外に行っていたのだ。

モヤモヤした青山は、ヤマモトに直接聞く。すると、人違いだったと、あっさり認める。更にヤマモトが偽名じゃないかと疑う青山に免許証を見せて、彼の名前が”山本純”ということを知る。

その後、青山はヤマモトのおかげで、仕事に対してのやる気も出てきて、契約も取れそうになり、楽しくなってきた!

しかしある出来事から、山本純は過労で、3年前に自殺していたという事実を知る。では会っていた彼はいったい誰?もしや幽霊??それに、彼の目的はいったい??

しかもその直後、うまくいっていた仕事で大ポカをし、地獄のような生活となってしまう。そして徐々に心が荒み、会社の屋上に向かう。そこから飛び降りるために…

「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想


パパリンがウツ病で休職したこともあるし、私も仕事で病んだ経験もあるので、この作品は、本当に心にズシっときました。でも軽く読めるし、”働くとは、いったい何?”という大切なメッセージがしっかり伝わってきます。

大事なのは、”会社”じゃなくて、”自分”であって、自分の人生はその会社だけじゃなく、様々な選択肢があるんだって。

また私が、特にズシンと来たのは、青山が久々に両親と電話した時に「仕事をやめたい」と話すと、「逃げるのも一つよ」と彼の母があっさり言ったこと。

多くの両親は子供にこんな相談をされたら、”働ける会社があるなんて、幸せだよ”とか、”逃げるのは良くない。もっとつらい人は多いよ”とか、そんなことを言います。

事実、私も母に言われました。仕事が辛いから辞めたいと相談したら、「あんたがちゃんと働いていることが、お父さんの誇りなのに…」とか「辞めるのはもったいない」etc。それでやめられなくなって、結局無理をしすぎて、不眠症気味になり、部署移動しました。(で、それだけ頑張った会社は倒産したというオチ)

青山は、そんな母だから救われた。そう思います。そうでなかったら彼は、最悪な選択をしたんだろうな…。

でもね、誰だって母親は子供に元気でいてもらいたい。決して追い込みたくて、そう言ったわけじゃない。でも結果的に、それが子供を追い込んで、取り返しのつかないことになる。そうなったら、残された親もまさに生き地獄。毎日毎日後悔する日々…

だから、将来自分の娘が同じように悩んでいたら、逃げ道を教える。そんな親でいたい。いや、”いなくてはいけない”。そう思います。

最後にヤマモトの正体もわかり、この本はスカッと終わります。彼も実は、心を病んでいたんですよね。「人生、悪いものじゃない」。本当、そう思える、多くの人に読んでもらいたい本。
posted by ちゃよ at 22:35 | Comment(0) | 趣味本>小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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