TOP趣味本>有川浩 > 別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5)。胸キュンのベタ甘恋愛小説(時々事件含む)

2013年05月09日

別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5)。胸キュンのベタ甘恋愛小説(時々事件含む)



本のタイトル:別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5)
著者:有川浩
お奨め度:★★★★☆
-------------------------------------------------------------
この本は、図書館戦争の別冊本です。2もあるそうなので、そちらにも近々手を出す予定です。

シリーズと別冊のこの本は、恋愛が主流の恋愛小説に近いものです。元々図書館戦争って、図書館の戦争やら事件やらがあって(これが面白い!)、それにベタ甘恋愛が加わっている話ですが、これは恋愛の比率が高い!!

主人公は、前作の図書館革命でやっと、やっと恋人になった郁と堂上のその後のお話です(最後は結婚して終わっていたけど)。やっと恋人になったのに、キスは済ませたのに、そこから先になかなか進まず‥っていうお話です。

しかしこの2人、まぁ、特に郁ですが、恋愛偏差値低い!!堂上のことが好きなくせに、変なとこで意地っ張り。それで不器用で、乙女で純情なところが可愛い。口が悪く、戦闘能力が高いことの、ギャップがやっぱり面白いです。

それに素敵な恋愛体験も、郁達になるとどうしてか笑える結果がついてくる(笑)。でもそんな郁に、堂上は呆れつつも、フォローしている。っていうか、今回は堂上も郁が一人空回りして、困ってしまうんですけどね。

また私は、この本は読みながら何度も悶ちゃいました。郁と堂上の不器用な恋愛が、もう、もう!乙女全開モードの郁。だが、とても不器用で、おまけに恋愛知らず。男心知らずで、堂上が苦労するわけだ(笑)。

しかし読みながら、どうやらかなりニヤニヤ笑っていたらしく、夫に「不気味」と言われてしまいました(泣)でもこの本を読んだら、同じようにニヤニヤしちゃう人は多いと思う。そんな本です。

ただ本当に、本当に、甘酸っぱ〜い話しなので、そういう話が苦手な人にはオススメできないです。まぁ、図書館戦争シリーズは既に完結で、別冊ですしね。

今回も5つの短編の連作物です。
1、明日はときどき血の雨が降るでしょう
2、一番欲しいものは何ですか?
3、触りたい・触られたい2月
4、こらえる声
5、シアワセになりましょう

私は目次を見て、1のタイトルで吹き出しました。血の雨って(笑)で、読んで納得。いや〜、郁ちゃん、流石です!

またそれぞれの話に、事件が発生します。1では、図書館から本が紛失しているという事件。2は図書館に酔っぱらいのおっさんが居座り、迷惑をかけまくっている話。3は、なんと図書館にいきなりガスが発生してしまう事件。4は、やたら迷惑をかけまくる息子と母親の話。

そして最後の5は、メディア良化法に全く引っかからない文章を使用するが、内容は公然と批判している人気作家の本を、検閲で没収されようとしている話。ただ、本編よりも事件は軽いかな?やっぱり恋愛がメインの本なので。

私はその中でも、4がグッと来ました。息子が図書館で行方不明になり、放送をかけてもダメで、毎回のように図書館員に捜索させているんです!母親、何をやっているんだ!?そう思うけど、息子もやんちゃ過ぎ。でも、母親は毎回反省はしているから、図書館員もそんなに文句を言って言えずにいたら、実は‥。って展開です。

また2の話でも考えさせられました。図書館って、公共の施設。でもそこにお酒臭いおじさんが寝ていたり、児童室に居座られたりしたら、困りますよね。でも図書館員ってそれでも、そういう人に強く言えないんです。

”人権侵害”と騒ぎ立てられたり、下手をすれば裁判になっちゃうから。でも、利用者の安全とクレームも受けなくちゃいけないし、ちゃんとそういう人にも対応もしなくちゃいけない。

難しいなぁ。今まで図書館って何気に利用しているけど、利用者の”モラル”って大事なんだな、って本当に思います。本の中では、子供を児童室に放り込んで、母親は喫茶室でお茶。で、子供が何かしても、何もしない。あまつさえ物を壊しても、図書館員のせいにする。‥これって、変ですよね!?でも悲しいけど、実際にいるのかもしれない、そんな人も。

‥と、なんだか複雑な気持ちにもなります。相変わらず”図書館戦争”って、娯楽小説なんだけど、それだけじゃなくて、何かを問いかけていると思います。

でも全体的には、郁と堂上のベタ甘な恋愛で、時折気になるのが柴崎と手塚。この2人の関係はどうなるんだろう?柴崎は素直じゃないだけで、手塚のことを好きな様に見えるんだけどなぁ(ってお互いか)。
面白いので、オススメです。

図書館戦争本編シリーズ
図書館戦争シリーズ(1)の感想はコチラ
図書館戦争シリーズ(2)の感想はコチラ
図書館戦争シリーズ(3)の感想はコチラ


posted by ちゃよ at 18:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味本>有川浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちゃよさん、こんにちは。
ブログへのコメント有り難うございました。

ちゃよさんは、有川浩ファンなのですね。
私は実は「甘めキュン系」は苦手で...(苦笑)

「64」は有川作品とは趣が全く異なりますが、これぞ横山秀夫!という傑作です。昨年の私の国内もののベストでした。
Posted by Spenth@ at 2013年05月09日 19:12
はじめまして。
私は「読書ログ」という読んだ本の管理やレビューを書くサイトの運営をしています。

ブログを拝見したのですが、ぜひ読書ログでもレビューを書いて頂けないかと思い、コメント致しました。

トップページ
http://www.dokusho-log.com/

こちらでメンバーたちのやり取りの雰囲気がご覧になれます。
http://www.dokusho-log.com/rc/

読書が好きな人同士、本の話題で盛り上がっています。
もしよろしければ遊びにきて頂ければと思います。

よろしくお願い致します。
Posted by 読書ログ at 2013年05月10日 16:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/359984105
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。