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2013年05月09日

図書館危機 図書館戦争シリーズ3。普段は見えない、思いもよらない危機がある(後半)



本のタイトル:図書館危機 図書館戦争シリーズ3
著者:有川浩
お奨め度:★★★★★

図書館危機 図書館戦争シリーズ3の前半の感想はコチラ
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4−5章は、茨木の美術展の警護の応援を頼まれることになった話です。なぜ美術展で警護?とおもいきや、なんと最優秀作品が、”自由”というテーマで、メディア良化隊の制服をズタズタにしたものだったのです!!

これは検閲というか、もうメディア良化隊にとってはプライドをズタズタに引き裂かれた作品。それが最優秀。その為美術館側から、作品を守ってほしいと、図書隊に依頼があったのです。

もちろんメインは、地元茨城基地の図書隊!‥のはず。しかし現場に行って驚き。なんと茨城の図書館では業務部優先で、図書隊の地位が下げられ、更に図書隊は練習もままならない状況なのです‥。

その為当初は半分の予定であったタスクフォースは、全員が投入されることに。そして茨城の図書隊を訓練しつつ、状況を把握し、来るべきメディア良化隊との戦争に備えていきますー

この美術展での戦いが、もうすごいの、なんの。特に郁は大規模な戦争はこれが初(前回の小田原での抗争は外されたから)。しかも今回はメディア良化隊も、“任務”というよりも、”プライド”をかけた戦い。

だから、死に物狂いなのです。だから、もう戦いは悲惨極まりない。そして郁も、争う不毛さを感じつつ、でも戦うしかなく‥。郁の気持ちが本当に切ないです。

そして最後が驚きの終わりです。更に最後の最後に、”えっ!?今後どうなるの?”という展開が!うー、次回作(本編はラスト)も楽しみになりますよ!!

図書隊というと一枚岩のイメージが有りましたが、前作でも違う事がわかりました(派閥争いが本当に醜い)。それは今回でも分かります。組織は人で成り立ち、人はいろいろな思想を持っていることを感じます。

また印象深かったのは、3章での人気俳優との表現の問題。実は”床屋”という言葉が検閲対象の言葉で、そのために人気俳優と揉めてしまったのです。でも”床屋”って普段使いますよね?私も使っていますし、そもそもその言葉が不適切で、理容師とかが推奨って‥。変なの。

本には他にも”魚屋”って言葉もそうだと言います。いったいなんで、そうなんだろう?その言葉が推奨語ではないから、逆に魚屋さんや床屋さんの子供が虐められいる、という話もありました。

そうなると、その言葉の規制自体が差別を生み出している、としか言いようがありません。でもそういう表現って、私達が普段知らないだけで、出版業界とかTV業界では実際にあるみたいです。規制が必要な言葉はあるかもしれないけど、過剰な気がします。

また前作の鞠江と小牧の話も、図書館戦争ではアニメ化されないそうです。理由は鞠江が聴覚障害者だから。なんか変だなぁ。私達が知らないだけで、そういうことはあるんですね‥。

今作も面白くて、結構あっという間に読んでしまいました。図書館戦争にハマっている私です。それにしても、郁と堂上は両想いなのがバレバレなのに、堂上のわざとらしい態度や郁の純情さに、もう悶えます(笑)
さて次はどうなるやら。次回作も面白いですよ!

図書館戦争シリーズ(1)の感想はコチラ
図書館戦争シリーズ(2)の感想はコチラ


posted by ちゃよ at 11:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味本>有川浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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